「ラーメン大好き!」「食べ歩きをしている!」という人もいるほど、ラーメンは日本国民に人気が高い食べ物です。地域によって特徴があり、麺やスープにこだわりのある職人さんが作った美味しいラーメンをみつけることができます。ラーメンは日本食だといわれていますが、中国のものとどう違うのか、カップラーメンやインスタントラーメンの歴史などを知ることができる博物館などもあるそうです。
この記事では、ラーメン発祥の国と起源、歴史、人気Youtuberなどについて紹介していきます。ラーメンについて知りたい、博物館などについて知りたい、といった方はぜひ読んでみてください。きっと知らなかったこと、知っていることの再確認などもできるでしょう。
ラーメン発祥の国はどこ?起源と最初に作った人、日本・中国・モンゴルの関係
ラーメンは中国が発祥だといわれています。日本のラーメンは約100年前、日本に移住した中国人が伝えたものだそうです。その時代、すでに日本ではうどんやそばなどの食文化は確率されていたといいます。そのため、中国人から伝えられた中華麺と日本のラーメンは、まったく異なる麺料理になりました。
日本のラーメンは、中華麺と日本の麺料理であるそばが融合した食べ物です!中国のラーメンと日本のラーメン、最大の違いは『複合調味料』を使うこと、そして『元ダレ』と呼ばれる味の熟成調味料を使うこと。ラーメンのスープの味を決める元ダレ(醤油・塩・味噌など)とは、日本の蕎麦料理で使われるかえし(砂糖・みりん・醤油を混ぜて熟成させたもの)なのです。そのため、日本のラーメンは中国のラーメンとはまったく異なる、新しい革新的な食べ物として世界中で美味しい日本料理のひとつとして知られるようになりました。
日本ラーメンの歴史を探る!年表で見るラーメンの進化
日本のラーメンは、先ほど伝えたように100年ほど前に中国人から伝えられた中華麺から変化したものです。横浜ラーメン博物館(https://www.raumen.co.jp/rapedia/study_history/)によると、1488年・日本初の中華麺「経帯麺」が食べられたそうです。驚くことに、この麺は現在のラーメンとほとんど同じものなのだそうです。1697年に、なんとあの水戸黄門といわれる水戸光圀が、日本人として初めて中華麺を食べたとのこと。これは、儒学者朱舜水が光圀の接待に対して自分の国で食べられている汁そばをふるまったのだといいます。しかし、このときこの麺が広がることはありませんでした。
開港により多くの外国人が移り住み始めた1859年、ラーメンのルーツである中国の麺料理も日本に伝わります。日本初の中国料理店が横浜の居留地に登場したのが1870年、1899年に長崎『四海楼』の陳平順氏が長崎ちゃんぽんを考案します。そして1910年に尾崎貫一氏が「淺草 來々軒」をオープンし、日本初のラーメンブームを起こすことになったそうです。
話題のヒカキンラーメン!売り切れ必至の人気商品をチェック
人気Youtuberのヒカキンさんが考案した『ヒカキンラーメン』、一時期はどこに行っても手に入らないほど人気がありました。現在もヒカキンがプロデュースしたヒカキンラーメンは、「美味しい」と評判で売り切れてしまうこともあるのだとか。『HIKAKIN PREMIUM みそきん 濃厚味噌ラーメン 278円(税別)』は、白味噌をベースにニンニクとすりごまの風味をきかせたスープ、中太ちぢれ麺という最高の組み合わせ商品となっています。具材は、もやしと味付けメンマ、ねぎの3種類。ヒカキンラーメンは、昨年も再販されているので2024年5月に販売されたものは再々販ということになります。それだけ人気が高い商品ということですね。
また、『HIKAKIN PREMIUM みそきん 濃厚味噌メシ 299 円(税別)』も人気が高く、こちらにもラーメンに付属している仕上げの『みそきん特製香味油』が別添されているそうです。好みで追いご飯をする人もいるほど、ヒカキンさんプロデュースの商品は人気が高いので気になる人は売り切れる前に購入しましょう。
日本のカップラーメン・インスタントラーメンの歴史とは?
現在、当たり前のように食べているカップラーメン・インスタントラーメンですが、その歴史について知っていますか?インスタントラーメンの始まりは、チキンラーメンだそうです。1958年、日清食品が『チキンラーメン』を発売しました。「お湯をかけて2分間」で食べられる味付の即席麺は、「魔法のラーメン」と呼ばれて爆発的な売れ行きを見せたといいます。チキンラーメンは、「おいしいこと、保存できること、調理が簡単なこと、価格が適正なこと、安全なこと」という5つを目標に、日清食品の創業者である安藤百福が開発を進めていました。
カップラーメンの始まりは、大阪で国際万国博覧会が開かれた翌年、1971年。日清食品の『カップヌードル』が販売されて、再びインスタントラーメンの人気が盛り上がります。その影響か、1973年までにカップラーメン商品に参入したメーカーは日清食品以外にも14社、ブランド数で27にも及んだということです。その後、1973年の石油ショックの影響で買い溜めに走った消費者の行動により、インスタントラーメンは品不足にまでなってしまったそうです。このようにカップラーメンやインスタントラーメンは、時代によってとても重要な商品として活躍していたことがわかります。歴史はこの始まりから現代まで続き、これからも進化していくのではないでしょうか。
ラーメン博物館で楽しむ!ラーメンの歴史と文化を体験しよう
横浜にある『新横浜ラーメン博物館』といえば、全国のラーメンが食べられる人気スポットとして有名です。ラーメン店が目当てという方が多いかもしれませんが、1階にある展示コーナーも見どころがいろいろとあって「面白い!」といわれています。ラーメン博物館に足を踏み入れると、まず壁一面に飾られているラーメン雑誌に驚きます。所狭しと並べられたラーメン雑誌は圧巻の一言。こんなにラーメン雑誌は販売されているのか、と驚く人が多いとのこと。
ラーメンの基礎を知ることができたり、誕生から現在に至るまでの歴史もしっかりと学ぶことができるのがいいですね。ご当地ラーメンマップがあったり、完全予約制ではありますがラーメン作りを体験することもできます。古代小麦の「スペルト小麦」を練り上げて、伝統的な青竹打ちで製麺するのだそう。組み合わせ方は自由なので、オリジナルラーメンを作ることも可能です!お土産を購入することだってできますし、ラーメン博物館はご家族で訪れても楽しめる内容となっています。
ラーメンは国民食といわれるほど人気が高く、美味しいものを探して食べ歩きをしてしまう方も多い食べ物。人に「ラーメンの美味しいお店はどこ?」と質問すると、「ここのお店がおすすめ!」と答えてくれる人が多いともいいます。味噌・塩・とんこつをはじめ、いろいろなスープを楽しめるのも良いという方もたくさんいるのも驚きますよね。
美味しいラーメンの歴史はいつから?美味しいラーメンの特徴は?地方によってスープの味が違うのはどうして?ラーメンについて調べてみると、本当にさまざまな疑問が浮かんでくるという方も多いよう。温かいものから冷たいものまで、スープの美味しいラーメン、スープのないラーメンなど日本には種類がたくさんあるのも特徴です。自分好みのラーメンを探してみたい、そんな方は博物館でオリジナルを作ってみるのも良いですよ。
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